幸せのモノサシ〜人それぞれの「幸せ」

※私(本田蒼風)のBlogはいつでも「暑苦しいほど想いとメッセージを詰め込みすぎて、読む方は気合を入れないといけない!!」と賛否両論なのですが(笑)
今日はいつもにもまして、原稿用紙5枚程度の文字数はあるのでは?というくらい長いので、
お時間あるときに読んでください★


 先日いつもお世話になっている株式会社アイシーオーの代表・渡辺和子さんよりメールを頂きました。

株式会社アイシーオーさんは、主に「住宅のインテリアコーディネート・デザイン・設計」などを手掛けていらっしゃる会社です。

私は以前から、住宅展示場さんへの作品提供などを通してご一緒させていただいております。
(今までの私の空間デザイン・提供ART書作品はこちら…作品・実績紹介




代表の渡辺様とは、ある展示会で隣のブースだったことからお知り合いになったのですが、

「豊かな住まい」について、とても興味深いお話をくださいます。

「豊かさの基準」は人それぞれ違うと思います。

敷地の広さ?掛けられる予算?金額?

これらも「豊かさ」の基準であることは確か。

ただ、最初に渡辺様にお会いしたときにお話しくださって「素敵だな〜」と思ったのは、

「心が育つ空間を提供していきたい」というお話。
ただ居心地がいいだけではなく、住んでいる人たちが成長し、心が育つ住まい」って…

そんな観点から、渡辺様が作品をご依頼くださるときには、

私が大切にしている「漢字の意味や、そこに込められた想い」の部分ととても大切に
打ち合わせをし、制作に向かわせてくださいます。

なんてありがたい

渡辺様や会社のスタッフの方と知り合えたことで、
ずいぶんと「空間とART作品」の在り方について考える機会を頂けている気がします。

そんな素敵な考えをお持ちの渡辺様から、

今回こんな「お題(?!)」が…

================== 以下頂いたメールそのまま添付============

大震災以来、大きく社会が変化しようとしています。

 

人の幸せ、家族の在り方、地域や社会の在り方、そして住まいの大切さ、・・・人の価値観やライフスタイルを根本から変えつつあると、また変わらざるを得ないことを知りました。

 

一人ひとりが主体的に考え、能動的に行動することが求められる時代と言えるのではないかと思います。

 

メールいたしましたのは、昨日のNHKクローズアップ現代で取り上げていた、幸せのモノサシ 〜指標づくりの模索〜」というテーマについてです。

私は、住まいづくり・インテリアづくりは、家族の倖せづくりというポリシーで今までやってきました。

私の先生は、しあわせには3つある。

・仕合せ・・・仕え合う

・幸せ・・・幸を生む・・・幸とは海山の恵み

・倖せ・・・人が集まる   です。

人生の歩み方、生き方、プロセスを語る言葉として教わりました。

幸せとは「なれる」「してくれる」「なりたい」と思っていてもだめで、「幸せにする」「してやる」とならなければ手に入らない。実質的に行動することから始まる。・・・と最近いただいた本にもありました。

住まいを作るというお手伝いをする中で、この家族が幸せに、年を重ねて多くの家族に囲まれ、日々楽しく過ごせるようにと願いながら、仕事に向かってきました。

さて、お聞きしたいのは、「幸」のルーツです。

海山の恵みと聞いていたのですが、アカデミックにはどうなのでしょうか。

幸せとか豊かさとか、今まで仕事「企画業務」「研修業務」のなかで自分なりに構築してきたのですが、われわれの仕事の領域からの発想です。

もう少し広く深く考えてみたいと思い、まずは漢字の専門家である本田さんに伺ってみようと・・・。

ご意見聞かせてください。



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ここで私を思い出していただけたことが、とっても嬉しかったことの一つ。

そして、実は私も最近この「幸せのモノサシ(私の場合は【尺度】と言っていますが…)」については、

個人的な課題としてあって、

プライベートな日記(Blogなどとは別に手帳に付けているのですが…)にも、

よくこの「幸せとは?」という内容で自分の想いを整理していたところでしたので、

「オ~!!!」とおもいました。

あっ、ちなみに…

私「漢字の専門家」と言っていただいておりますが、いやいやいや!!!
全然専門家の領域ではございませんっ!

ただ、仕事だけでなく、私が日々を過ごすなかで

「この漢字は何を伝えようとしているんだろう?!」と考えることが、

自分のことを知るための原動力になっている…ということは確かですが…

まだまだわからないことだらけです…汗

この「幸」という漢字は、なかでも私の価値観をグラっと揺るがしてくれた漢字のひとつであるので、

こちらに解釈を載せてみたいと思います。

===========以下 本田→渡辺社長へのメール返信内容=========


C:HONDA SOUFU 2011 「幸」

漢字の語源からとらえると、また随分と違った角度を与えてくれる文字なんです。私は最初驚いた漢字の一つでもありますから…。

「幸」の象形は、「手枷(てかせ)足枷(あしかせ)を付けられて直立姿勢でいる人の姿」です。

つまり囚人の姿なのです。何か罪を犯したのか、神判にかけられているのでしょうね。

当時の刑罰として「枷」は一般的なものでした。

こう書くと「えっ!?どこが幸せなの?」と思ってしまうのですが、

実は、当時の刑罰を調べていくと、「手枷、足枷、首枷」3つの枷をはめられているのが通常の刑罰のカタチだったようです。

つまり、この「幸」には「首枷」がない。

辛い状況には変わりないのです。手と足の自由を奪われていますから。

ただ、首はまだ自由を奪われている訳ではない。

つまり、この「幸」の漢字が私たちに伝えたかったメッセージは、

「刑罰は確かに辛い状態であることは間違いないが、首の自由があるだけでも幸せではないか。」

「ないものを数えだしたらきりが無い。どんな状況であれども、考える角度を変えれば幸せは見つけられる」

 

そんな「幸せのモノサシの尺度」を変えてくれるようなメッセージを持っているのだと私は解釈しています。

首の自由があるということは、ひょっとすると、今真正面に見えている角度だけでなく、

クルっと首を回せば、違う景色が見えるのかもしれません。

そこには、助けてくれる人がいるかもしれないし、

今まで見えていなかった景色に気が付くのかもしれません。

 

昨日ラジオである女優さんが、今度やるお芝居の内容を宣伝していました。

その舞台は

「生まれたときから盲目の女性が、その女性を愛する男性に結婚を申し込まれ、結ばれる。

彼は彼女が「目が見えるようになれば…」と本当に心から願い、色々な手を尽くした結果、彼女は世界の色を取り戻す。

これで皆が幸せになれるかと思っていたが、じつは彼女は今まで色の無かった世界で過ごしていた感覚を

失っていく寂しさも同時に感じるようになる。」

人の「主観」と「幸せ価値観」の違いに注目したお芝居だそうです。

大変興味を持ちました。見に行ってみようかと思っています。

 

私も最近、「人それぞれの価値基準」について考えます。

全て状況・物理的、物質的に揃うことが幸せなのだろうか…。

私は大の日本好きですから()

茶室で「お客様に出す器が、ある時は美味しいお茶を楽しんで頂くための「器」にもなり、

ある時は床の間に飾って目や空間を楽しんで頂くための「美術品」にもなる…」

 

こんな感覚がいつでも持てたらいいな〜と思っています。

今既存にあるものの、見る角度を変えてみるだけで、違った価値観を生み出すことができる…とか。

そこに新しい幸せのカタチが見えてくる…とか。

新しい価値観を心の持ちようで生み出していける事が、私がもっともワクワク「幸せ」を感じられる状態なのだと最近改めて気が付いた気がしています。

だから「漢字のルーツ」に、どっぷりはまってしまったのではないかと…。

「記号」としか見えなかった「漢字一文字」がこれほどまでに、人の気持ちや考え方を揺さぶるようなチカラを持っている…

ここが好きなのだと思います。

「幸」の一文字は、その中でもかなり大きな「チカラ」と「ワクワク感」を運んでくれた漢字の中の一つです。

 長くなってしまいましたが、漢字のルーツから見えてくる「幸せのモノサシ」はこんな感じです。

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皆様にとっての「幸せ」とはどんなものを指すのでしょうか?

それは大きいですか?

長いですか?

柔らかいですか?

…あなたは【それ】との距離をどうとっているのでしょうか?


是非皆様のご意見をお聞かせくださいませ。



なお、今回のお題をくださった 株式会社アイシーオーさんは、

メルマガの配信を始められるそうです(^^)

住まいのことだけではなく、

社長の渡辺様の独自の視点や、感覚を知ることができる「入口」になるのでは??と思っています。

是非ご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、

HPよりご連絡してみてくださいませ(^^)


長〜いBlogでした★

読んでくださった、貴方!!!

根性ありますね。笑

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